UDM Form
隣接して設置することが多いスイッチやリモコン類は、微妙な色の違い、形状、質感の違いが視覚的に顕著に感じられ、心地よい空間の調和を難しくしています。
そこで、ガス関連、電気関連、ホームオートメーション(HA)関連に横断したオリジナルプレートの提案・開発に取り組んでいます。
新型スイッチプレートの開発検討(2012)
UDMプロジェクトの4つのコンセプトを条件に、UDMプロジェクトの参画メンバーとデザイナーで構成する「プレートデザインを考える会」で、スイッチプレートとリモコンの新しいプレートデザインの開発検討を進めました。
モックアップ製作コンセプト
住宅内部において、「ガス」「電気」「情報機器」の3つの設備プレートデザインを統一し、空間に美しく調和する新たなプレートの仕様を開発しました。
ガス
・床暖房
・ボイラー
・浴室リモコン
・浴室乾燥機リモコン
・ミストサウナリモコン
電気
・照明スイッチ
・コンセント
・床暖房リモコン
・調光付スイッチ
・人感センサー
・マルチメディアコンセント
HA
・インターホン
・ホームコントローラー
プレート類に対する不満
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色が微妙に違う
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大きさや厚さが不揃い
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バラバラで目障り
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操作が判り難い
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文字が読み難い
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濃い色の壁に合うものが少ない
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個人で変更したくてもできない
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選択肢がなくてあきらめている
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気に入って選んでも高価
プレート類に対する要望
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コンパクトにまとまっている
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きれいで目立たない
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機能的で使い易い
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色が選べると楽しい
デザインコンセプト
UDMプロジェクトの4つのコンセプトを条件に、UDMプロジェクトの参画メンバーとデザイナーで構成する「プレートデザインを考える会」で、スイッチプレートとリモコンの新しいプレートデザインの開発検討を進めました。
Photo:大木大輔
トータルイメージ
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ユーザーの本能に直接語りかける「美味しそうなテクスチャー」→「和菓子」
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「水菓子」の透け感、半透明感、弾力感+「軽美」のふわふわとした白い感触を併せて深みのある質感
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「触ってみたい」コントロールパネル
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プレートが壁から生えているようなイメージ→壁のアクセント
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クロス、木や漆喰、土壁、コンクリート、金属などさまざまな壁素材に対応しやすいデザイン
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ガスと電気と情報機器のプレートデザインの統一
ディテール
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見えなくても壁を伝っていけば操作ボタンがわかるかたち
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ボタンは極力少なくし、タッチパネルでの操作を採用
プレートデザインを考える会
【トータルディレクション】UDMプロジェクト実行委員会+リビングデザインセンターOZONE
【デザイン】塚本 カナエ(Kanae Design Labo代表)
【アドバイザー】アイホン株式会社、神保電器株式会社、東京ガス株式会社
【模型協力】株式会社アートウインズ
プレート形状の開発(2006)
住宅の中で、最も壁面に並ぶことが多い、照明スイッチとガス床暖房リモコンの同一形状のプレート開発が実現しました。
写真右側が、東京ガスとパナソニック( 旧松下電器産業)により開発が実現したガス床暖房リモコン。
オリジナルプレートの開発
住宅内装建材への要望について、より詳細を把握するため、建築・住宅業界の関係者に向けて、再度アンケート調査を行いました。「スイッチ・リモコンへの要望」の調査結果において、その形状への要望を見ると、プレート形状が揃っていること、厚みが薄いこと、異なるメーカー間でも統一性のあるデザインを望む人が多いことが分かりました。
そこで、ガス関連、電気関連、ホームオートメーション( HA )関連に横断した、新たなオリジナルプレートの提案・開発を進めることとしました。
オリジナルプレートのデザインコンセプトの設定
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必要機能、性能の異なる商品群の統一感、ルールを作成する。
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現行品より薄くする、または薄く見せる。
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スタイリッシュであること。
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プレート表面に多種の機能・形状を見せない、ふた式、リモコン式など。