
このプロジェクトは、UDM ProjectsとLIFE STYLE塾がタッグを組み、住空間を個々のライフスタイルに合わせて開発し、居心地の良いバランスの取れた空間を目指します。参加する企業の枠を超えて、開発やコーディネートを行い、ライフスタイルに関する知識、スキル、ネットワークを提供します。これにより、従来の単一のサービスでは提供できなかった横断的な提案力と存在感を発揮できるよう育成します。人口減少や業界縮小、競争激化などの時代において、「住」ビジネスで生き残るための人材を輩出することがこの プロジェクトの目的です。

UDM Projects
- 住宅内装部材における色、形、素材の心地よい調和とコーディネートしやすいシステムの提案 -
住宅における様々な内装部材の色や形、素材などについて、「美しく調和するコーディネートのしやすい新しい仕様」を開発検討するプロジェクトです。
現在、多様な内装&設備部材が開発、供給されています。しかし、各社商品の色や形、素材感の微妙な違いにより、適正なコストで、住宅のインテリアを調和させにくい現状があります。そこで、UDMプロジェクトでは、今後も増え続けるであろう、インテリアへの高関心層が満足する住宅計画において、
・適正コストのデザイン
・デザインしすぎないデザイン
・誰もが使いやすいデザイン
・調和しやすいデザイン
を条件に、様々な内装&設備部材メーカーとともに、新しい仕様を開発検討していくことを目的としています。

ミラノサローネへの出展
2017年、2018年にミラノサローネに 出展。UDMプロジェクトが開発したJ blueというオリジナルcolorのストーリーや、J blueを採用した最新のキッチンの魅力、またこれまでに取り組んだSHIKILIの技術を人工大理石・和紙・漆などの素材と組み合わせ、新しいデザインを提案しました。
2009年度グッドデザイン・ライフスケープデザイン賞受賞
ユナイテッド デザイン オブ マテリアルス プロジェクト-住宅内装建材における色、形、素材の心地よい調和とコーディネートしやすいシステムの提案-にて受賞。都市部の住空間の心理的快適さ向上のため、建材の色と形に関する統一ルールを提案。適正コスト、デザイン抑制、使いやすさ、調和性を要件にスタンダードを設定し、参加企業が製造・販売しました。

LIFE STYLE塾
近年、少子化が進む中、建設不動産業界の衰退が懸念されています。既存の建物にとどまらず、生活の豊かさや体験価値に焦点を移す動き、つまりは「ハコ」から「コト」への動きが強まっています。新築やリノベーションに限らず、街や空間を活用した生活の楽しみ方が注目されていますが、これに適したビジネスモデルがまだ整っていません。私たちはこの課題に注目し、「豊かなライフスタイル」の実現を目指す多様なビジネスの研究と人材の育成を目指しています。まずは、高いニーズに応える可能性のある先進的な分野から着手し、解決策を模索していきます。
